ひび日手帳

私の心象風景を書き出すブログ🎐

心象風景

夏の訪れ

例年であれば暑い日差しが降り注ぎ、蝉が鳴き頻っている7月、 梅雨が長引き季節の始まりを鈍らせているような感覚。 それでも少しずつ季節は色濃く移ろい始め、田んぼの稲は青々と揃っている印象。 稲の緑と踏切の黒・黄色、そして空の青と雲の白は、 この季…

生きる速度

心が荒んでいるとき開放的な風景の場所へ行きたくなる。 白くきめ細かい砂浜、穏やかな波風、遠くに別の島が見える。 余裕のない毎日を送っていると、この場所での正しい過ごし方が分からない。 そんなもの必要なかったなと後になって気付く。 竹富島の海 の…

新緑のそばに

空の青も、花の黄も、歩道橋のエメラルドも、線路の茶色も、絵具で書いたような彩。 時が止まったような世界。 夏の自然の香りを全身に感じる。 夏虫駅 のも

果てしない空

人気のなさが切なさを生む。 どこまでも続く自然の中に一人ポツンと立っている。 耳を澄まさずとも天然の音を五体から受け取る。 この心の奥のくすぐったい気持ちを、どう噛み締めたらよいのかわからない。 夏の夕暮れ時のさとうきび畑 のも

川の中から

夏の暑さが肌に染みる8月。 川に静かに足を踏み入れてみる。 周囲から響く騒がしい音はいつも通りだが、少しだけ心地よく聞こえる。 いつもより空が高く見える。 由良川 のも

マジックアワー

かもめの鳴く声もやみ、港には波音のみが漂った。 遠くに見える山の稜線からは沈んだばかりの日の光が溢れている。 空に残った飛行機雲も瞬く間に黒で塗られ、街に静寂が訪れる。 旅路を急がなければ。 夕暮れの海 のも

フィヨルドをゆく in NZ

小雨がぱらつく中入江を進む。 鋭い雨粒が視界を奪ってくる。 白く立ち込める霧、取り巻く山々からは小さな滝が無数に流れ、岩の上からは野生のアシカがこちらへ好奇の目を向ける。 デッキの上には冷たく雨が打ち付けるけど、この景色をいつまでも見ていたい…

静かな夕暮れ時

陽が傾き、下校の時間。 夏の音、静かに流れる清流、入道雲。 道草を食いながら、ゆっくりと家路を急ぐ。 長良川(郡上八幡) のも

どこまでも続く空

土の香りのする稲田の中を颯爽と駆け抜ける。 まだ少し日差しが暑く感じ、額に滴る汗を拭う。 漕いでも漕いでも稲の道が続く。 この前とは少しだけ違う、鳴き声が聞こえてくる。 稲と蕎麦と自転車 のも

ノウミソに扇風機

夏の日の縁側、遠くには山がそびえ、入道雲がゆっくりと漂う。 蝉の泣き声が響く。時々風がそよぎ、風鈴から音が溢れる。 心のどこかでは何かしないともったいないという焦りを感じながらも、 この景色をずっと見ていたいという穏やかな気分に包まれる。 夏…